はっきりした人 その4

仕事柄、たくさんのカメラマンの人たちを知っているが彼女のようなタイプは初めてでした。


対象を選ばない、仕事に軽重をつけない、という点だけではありません。


そのアプローチはとてもビジネスライクで合理的っでした。


「午前はこの仕事、ランチはクライアントとの打ち合わせを兼ねて馴染みのビストロCで、そして午後はこの仕事を夜の7時まで」


「これこれの仕事には、」れだけの時間と労力がかかるからギャラはこれこれで」


「このギャラとこのぺージ数だと○○時間以上は割けないから、途中でも切り上げる」


・・・こういう仕事の仕方をするカメラマンにそれまで会ったことのなかった私は、正直いってまごつき、時にいらついた。


整然と片づいたスタジオ。


大きなスケジュール帳。


クライアント関係の書類や保存用のフィルムが置かれたオフィス。


すべてが段取りよく、システマティックでした。

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